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投資判断に先立つフィージビリティスタディ

フィージビリティスタディでは、敷地、既存建物、または生産構想が施主の計画を収められるかどうかを検証します。対象は既存棟内の新しいライン1本の場合もあれば、更地に建てる工場全体の場合もあります。調査では、製品の流れ、衛生区画、トラックと岸壁の物流、各段階に必要な面積を整理します。その結果から、今建設できるものと、敷地が将来許容するものが明らかになります。中国の青島では、当事務所がPanfishの構想を策定しました。45,000 m²のサーモン加工・貿易拠点で、2026年7月に稼働を開始しています。
中国・青島のPanfishサーモン加工・取引拠点の鳥瞰パース

稼働を続けながらの増築と改修

増築の内容は、既存棟内への新ラインの追加、冷蔵庫の拡張、既存棟の隣への新しい生産棟の建設などさまざまです。多くの場合、既存工場も同時に再配置が必要になります。施工段階、仮設動線、衛生上の区画は、工事期間中も生産が続くように計画します。ノルウェーのTINE Trettenでは、工場がフル稼働する中で約3,600 m²の増築を行いました。Lerøy Belsvikでは、ポストスモルト棟が、1986年から稼働する孵化場と屋内の連絡通路で結ばれています。
ノルウェーのTINE Dovre。低層の増築棟が古い乳製品工場の建物に接しています

段階的な成長のためのマスタープラン

数十年かけて成長する敷地では、最初の段階を建てる前に、マスタープランで後の各段階の位置を決めます。構造グリッド、設備ルート、敷地内の交通、将来の棟のために確保する区域を定めます。これにより、各段階の完成後も次の段階を建設できます。製品、ライン、法規が変われば、計画も改訂します。ノルウェーのTINE Verdal乳製品工場は、1980年代から更新を続けるマスタープランのもとで約21,000 m²に拡大しました。どの段階でも生産は継続されました。
TINE Verdal乳製品工場の次の段階に向けた2009年の手描き計画図。物流と建築システムを示しています

ラインを軸に計画する新設工場

新設工場のレイアウトは製品の流れに従います。受入、加工、冷蔵保管、出荷が一方向に並び、従業員エリア、設備階、CIP室はラインに役立つ位置に配置します。当事務所のインテリアアーキテクトが、更衣室、食堂、事務室を同じ業務の中で設計します。駐車場、トラック待機場、岸壁も建物と一体で設計します。ノルウェー北部SortlandのCalanusは、2,700 m²の海洋原料工場です。Lovund島のNova Seaは18,000 m²で、2026年に生産を開始しました。
ノルウェー北部SortlandのCalanus。2,700 m²の海洋原料工場です

EU輸出認定の要件をレイアウトに組み込む

EU域外の工場は、欧州委員会の認定施設リストに掲載されると、水産物、食肉その他の動物性食品をEUに輸出できます。輸出国の所管当局は、規則(EC)第852/2004号および第853/2004号に照らして施設を検査します。当事務所は、これらの要件に沿って新設工場と改修を設計します。衛生前室が清浄区域と非清浄区域を分け、原料、製品、包材は一方向に流れます。換気の空気と排水は非清浄側へ向かいます。食品を扱う室は不浸透性で洗浄可能な仕上げとし、冷蔵と冷凍は製品の流量に合わせて規模を定めます。

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ノルウェー・ヒトラ島のLerøyサーモン加工工場

施工完了まで続く設計マネジメント

構想が固まると、当事務所が設計チームを統括します。構造、機械設備、電気、プロセスの各エンジニアの要求は、着工前にひとつの合意された設計にまとめます。意思決定は、工程が求める順序で施主に提示します。許認可申請図書と入札図面も同じ業務に含まれます。施工中は現場からの質問に回答し、引き渡しまで工事を確認します。依頼者は工場のオーナーの場合も、設計施工一括契約のもとでの施工者の場合もあります。ノルウェー北部のFinnfjord製錬所では、施工者の依頼でサービス棟の実施設計を行いました。
ノルウェー北部のNRS Dafjordスモルト施設。建設中の空撮です